2017/05/21
大学生のアイデアを採り入れてリノベーション(大規模改修)した左京区の「二軒茶屋団地」に今春、学生たちが暮らし始めた。これを報じた朝日新聞(5/21)によれば、1969(昭和44)年にできた団地は、住人の大半が60歳以上。管理する京都市住宅供給公社の狙い通り、にぎやかだった頃の活気は取り戻せるか。
「広くて開放的、一人暮らしにしては豪華」。1室に「縁側」のある畳のスペースを設けた3DKの部屋の家賃は月約5万円。公社は昨年、新しい感覚を求めて団地近くの京都精華大で建築を学ぶ学生に設計への協力を依頼した。公開コンペで人気の高かった案を元に設計し、今年3月に工事が完了した。