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島根大:患者に気兼ねせず夜間看護を、耳掛けライト開発

2016/08/21

 島根大は、夜間看護で耳に掛けて使うLEDライトを開発した、と朝日新聞(8/21)が報じた。同紙によれば、ハンズフリーで、患者に気兼ねせずに手元を照らす明かりが欲しいという同大医学部付属病院の看護師の願いが形になった。島根県出雲市内の企業との共同開発で今秋の商品化を目指すという。

 「入院患者にとって急に照らされるライトはまぶしく不快。でも、おむつ交換や口の中のケアなど夜間に両手を使った細かい作業は多い。両立させるようなライトが欲しい」そう思っていた看護師の矢野牧江さん(57)は2年前の秋、大学が医学部と付属病院の職員を対象に実施した医療機器の開発用のアンケートに要望した。これを受けて大学側が昨年3月から、LED照明器具の製造販売会社「Doライト」(同市長浜町)、PCタブレット製造会社の「島根富士通」(同市斐川町)の両社と共同研究を始め、今年7月に試作品が完成した。今後は改良を加え、商品化を目指す。

 

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